オーストラリア英語短期留学報告(2016年度)
2017.05.09
キャンパス
参加学生は北里大学生にふさわしい英語のインテンシブなプログラムを受講し、病院訪問や学部訪問、異文化体験などの特別プログラムについてはアンケートで高い満足度(下記グラフ参照)が示されています。
また、ホームステイではホストファミリーがとても親切にしてくださり、英会話の練習もできたので、全員が「大変満足」と回答し、多くの学生が自分の受けた待遇を絶賛しています。牛を飼育している家庭などもあったそうです。
研修の最後には一日半のシドニー観光も実施されました。シドニーは世界で最も美しい都市の一つと称される上、「住みたい都市」「行ってみたい都市」といった人気投票で常に上位にランクインするオーストラリア最大の都市ですので、英語圏の大都市を体験するチャンスとなり、学生はアーミデールでの生活とはまた違う、良い刺激を受けました。
2018年の3月にも語学留学を実施しますので、ぜひ、奮って応募していただきたいと思います。

オーストラリア留学体験記
医療衛生学部言語聴覚療法学専攻
H.T
私は2016年2月26日から三週間、オーストラリアのサウスウェルズ州にあるアーミデールというところで語学研修に参加しました。小さな街ですが買い物も楽しめ、公園の記念碑や大聖堂、博物館など歴史を感じられる場所も多くあり、周りは羊や牛を飼育する広大な牧場や人の手の入っていない林や森に囲まれた素敵な街でした。
私が通っていた大学、ニューイングランド大学も自然に囲まれた大学で、構内でシカやカンガルーを飼っていて初めて見たときはとても驚きました。また、町中を飛ぶ鳥も日本の動物園やペットショップで見るような色鮮やかなものが多く、日本でもこういう鳥が飛んでいたらいいのにと、羨ましく思いました。
研修中は英語の授業だけでなく、たくさんのアクティビティも計画されており、どれも楽しいものばかりでした。中でも私が楽しかったものは、農場に行ったことと、ビーチに行ったことです。農場では、牛や鶏とアヒルなどの動物たちにエサをあげたり触れたり、乳しぼりを体験したりしました。こんなにも近くで動物に触れあう機会はなかったのでとてもワクワクしました。また、そこにいた牛たちはいわゆる産業動物で、いずれは肉として売られてしまう運命にあります。そんな彼らと触れ合うことで、自分たちは改めて命を頂いていることに気づかされました。ビーチでは、水着に着替えてみんなと写真を沢山撮りあったり、きれいな海で泳いだり、短い時間だったけれどとても楽しかったです。そのビーチの砂浜は白く粒子がこまかいため、足で踏みしめるたびにきゅっきゅっと音が鳴り、面白かったです。本当に日本の海とは全く違いこんなきれいな海で遊べたなんて、自分は本当に幸運だな、研修に行かせてくれた両親に感謝しないといけないと強く思いました。
この留学で一番心配だったことはやはり「どれだけ英語でコミュニケーションが取れるか」でした。ホームステイは二人一組で一つの家庭にお世話になりました。私もペアの子も英語が話せるわけではなかったけれど、それでもペアの子は積極的にホストファミリーに話しかけ、頑張って伝えようとしていました。その姿を私は見習うべきでした。私はいつも話すべき内容か、こう伝えるにはこう言ったらいいかな、などと考えすぎて結局話しかけるタイミングを失うことがとても多かったのです。最後の一週間でやっと積極的に話せるようになったと思います。このような経験をして大切だと思ったのは、「何事も積極的に動くこと」です。積極的に話しかければ、ホストファミリーともたくさんコミュニケーションがとれるし、積極的に何かしようとすれば、日本では体験できないことを体験できるチャンスが広がると私は思います。私はオーストラリアにいるときに少し積極性に欠けてしまったため、もっとああしておけばよかった、こうしておけばよかった、という心残りがあります。もうこんな思いしないためにも、日本に戻ってからも積極性は忘れずにいようと思っています。三週間は本当に長いようであっという間です。このプログラムに参加したいという思いがあるのなら、この「積極性」は心のどこかにとどめていてほしいです。拙い英語でもホストファミリーは私たちが何を言いたいのか聞いてくれました。学校でもホームステイに役立つ英語のフレーズや文法も教えてくれました。英語力に自信があってもなくてもとにかく怖気づかず英語を話すことがなにより大切だと思います。この文章が少しでも、これから留学プログラムに参加する皆さんが貴重な3週間を満足のいくものにできることに役に立てたら嬉しいです。

