主な研究テーマ
肺癌治療の奏効性や耐性の獲得を予測可能な血清診断マーカーの獲得
肺癌は発見された時には進行していることが多く、予後不良な難治性癌の代表とされています。抗癌剤や分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害剤による治療が行われますが、効き目に個人差があることや、当初は治療効果がみられていても耐性を獲得して再発することが問題となっています。近年、その原因の一つが上皮-間葉転換(EMT)と呼ばれる現象であることがわかってきました。EMT形質を獲得した癌細胞はさまざまなタンパク質を分泌して、周囲に自分自身の生存に都合の良い環境を作りながら、薬剤や宿主の免疫細胞による攻撃から逃れて増殖、浸潤していきます。私たちの研究グループでは、EMT細胞が分泌するタンパク質を解析して、その中から、治療の効果や抵抗性を予測できる血清診断マーカーを獲得することを目指しています。早い段階から適切な治療法を選択することができれば、患者さんの予後改善に繋がると考えています。
肺癌は発見された時には進行していることが多く、予後不良な難治性癌の代表とされています。抗癌剤や分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害剤による治療が行われますが、効き目に個人差があることや、当初は治療効果がみられていても耐性を獲得して再発することが問題となっています。近年、その原因の一つが上皮-間葉転換(EMT)と呼ばれる現象であることがわかってきました。EMT形質を獲得した癌細胞はさまざまなタンパク質を分泌して、周囲に自分自身の生存に都合の良い環境を作りながら、薬剤や宿主の免疫細胞による攻撃から逃れて増殖、浸潤していきます。私たちの研究グループでは、EMT細胞が分泌するタンパク質を解析して、その中から、治療の効果や抵抗性を予測できる血清診断マーカーを獲得することを目指しています。早い段階から適切な治療法を選択することができれば、患者さんの予後改善に繋がると考えています。
担当科目
学年 | 科目名 | 授業の目的 |
2年 | 病理学 | 病気の原因や経過、それに伴う人体の形態学的および機能的変化を学ぶことで、病気の本質を理解します。 |
病理検査学 | 病理標本の作製法を学び、各種染色法が病理診断にどのように役立つか、を理解して、国家試験問題に取り組むことができるレベルの知識を身につけます。 | |
病理検査学実習 | 実際に病理標本を作製し、染色を行うことで、病理検査に必要な基本的技術を習得します。 | |
4年 | 臨床検査総論Ⅱ | |
4年 | 卒業研究 | 肺癌の培養細胞や病理組織を用いた実験を通して、分子病理学や病理形態学に関する知識や技術を習得します。 |
経歴・業績等
主な学歴・経歴
学歴1984年 | 北里大学衛生学部衛生技術学科卒業 |
1986年 | 北里大学大学院衛生学研究科修士課程修了 |
学位
2000年 | 保健学博士(北里大学) |
2008年 | 医学博士(東京医科大学) |
経歴
1986年 | 北里大学医学部技術系職員 |
1996年 | 北里大学医療衛生学部病理学教室助手 |
2001年 | 北里大学医療衛生学部遺伝子検査学教室講師 |
2010年 | 北里大学医療衛生学部病理学教室准教授(現職) |
(2000年~2008年 東京医科大学病理学講座専攻生) |
主な業績
著書
論文
研究発表
受賞
論文
研究発表
受賞